バカリズムさんと言えば、今やお笑い芸人という垣根を超えて作家として、ドラマの脚本・主演にいたるまで現在、幅広く活躍しています。
そんなバカリズムさんですが、彼の芸風と言えばどこかクスリと笑えるシュールな芸風が印象的であります。
今回は、バカリズムさんの数あるネタの中で、世間から賛否両論の声が上がった「女子力」ネタについて紹介していきます。
その「女子力」のネタから、「世間からイタくないと思われる女子」の姿を学んでいきましょう。
目次
バカリズムの女子力のネタとは?
まずはバカリズムさんの伝説の女子力ネタ「女子あるある」を見たことがない方は、こちらの動画をご覧ください!
伝説の女子力ネタ「女子あるある」
「女子あるある」の概要
かつて演芸グランドスラムで放送されたバカリズムさんのネタ、「女子力」ネタが大反響を呼びました。
ネタの内容を簡単に説明していくと、バカリズムさんが一人複数役で女性を演じ、パンケーキ好きであったり、食べ物の写真をすぐ写メしたりとよく見かける「女子」を真似したネタになっています。
バカリズムさんは、終始大げさな言い合わしや動作で女子力を意識した女子を演じます。
バカリズムさん演じる女子の口からは、
「私、女子力低いから」
と言葉が次々に出てくるものの、言動や行動は明らかに
「女子力高め」
の女子を意識したものになっていて、建て前と本音を上手く使い分けるバカリズムさんが思い描いている女性の姿を大げさではありますが、上手く表現されているネタになっています。
女子力ネタの評判について
女子力のネタの評判として、演芸グランドスラムのスタジオ内にいらっしゃった大御所志村けんさんは「面白い!」と大絶賛されていたものの、世間の評判は真っ二つに割れました。
男性の方からは、
「いまどきの女の特徴を捉えていて面白い!」
などのネタに対して肯定ともいえる評判が多く、逆に女性からは
「女に恨みであるのか!」
「女を馬鹿にしてる!」 、「不愉快だ!」
などのネタそのものたいして批判ともとれる声が多くあがりました。
しかし、女性の中でも、
「こんな友達がじっさいにいるからわかる!」
などと言った好感を寄せる声も少なからずありました。
ネタ自体は大げさではありますが、女性の所作や言動など上手く観察されていて非常に完成度は高くなっていましたが、ネタの内容自体のターゲットが女性に絞られていて、ネタを観ている女性からすれば女性の方全員が小馬鹿にされているように捉えてしまった女性の方も少なくはないはずです。
バカリズムさんのネタは、確かにセンスが溢れていて面白いですが、闇が垣間見える分そのネタが傷ついてしまう人がいるのも事実ではあります。
バカリズムから学ぶ正しい女子力3選
バカリズムさんの「女子力」ネタを反面教師として、正しい女子力を学んでいきましょう!
正しい「女子力」とは、私の持論でありますが異性の男性に好かれることより、同性の女性に好かれる力のことだと思います。
魅力ある女性は、同性である女性にも好かれはずです。
「女子力」ネタから学ぶことができる正しい「女子力」の姿を3つ紹介します!
その1 流行のワードを連発するのはNG!
「女子力」のネタの中にも、出てきましたが、
「ああ~。女子力高くなりたいな。ああ~高くなりたい」
というセリフがありました。
女子力というワードは、近年の流行の言葉であります。
女子力というワードに限らずですが、流行の言葉を連発しているだけでは、全く話の中身がなく会話自体が身のないものになってしまいます。
異性、同性でも話を実のあるモノとさせたいならワードに捉われず、中身を優先させましょう。
その2 あざといアピール攻撃はやめよう!
「すっぴんだよ?うん?すっぴん。全然そんなことないよー。モテないよー。女子力低いもん」
この言葉の真意とは、明らかに相手の否定待ちですよね。
「すっぴんでもすごくきれいだよ」
「モテるじゃん」
「女子力高いよ」
と言葉の主に返答にはこう続けなくてはいけないのが明白です。
あざとい伏線をはるのは、異性にも同性にもけむたがられます。
その3 話題をぶった切るのにはNG!
「女子会」のネタ中、バカリズムさん演じるよくいる女子がころころと話題を変えます。
恋愛相談をしていたかと思えば、目の前のパンケーキの写真を撮りだしたり、パンケーキの話をしていたかと思えば、通りががった犬に夢中になったり。
話題がバカリズムさん演じる女子のペースでころころと変わっていきます。
仮に本当にこのような女性を相手していたとしたら、真剣に話を聞いていた受け身側の女性は、なんの脈略もなく展開していく話のないようにうんざりしてしまうでしょう。
自分の事だけでなく、受け手側の気持ちも読み取って話を進めていかなれば友人関係にしても、職場の人間関係にしても上手くはいきません。
会話というものは、相手あって成り立つものです。
静かに相手の話も上手く聞いてあげることができたり、場合によっては意見を言ってあげることができる。
これは本当に「女子力」が高いというのはではないでしょうか。
まとめ
「女子力」は、捉える側によって大きくその本質を変えるでしょう。
何が本当の「女子力」なのか。
それは、私にも分かりません。
ですが、本当の「女子力」というのは、相手を思いやる気持ちだと私は考えます。
対人関係を重んじる女性だからこそ、他者の立場、思いを理解することこそが流行りに流されない、いつの時代でも通用する「女子力」ではないかと思います。