バカリズムさんと言えば、今やお笑い芸人という垣根を超えて作家として、ドラマの脚本・主演にいたるまで現在、幅広く活躍しています。
そんな、多才なバカリズムですが、2016年、フジテレビにて放送された「演芸グランドスラム」でバカリズムさんが披露したコント「女子力」というネタが大きな反響を呼びました。
「演芸グランドスラム」では、バカリズムさん含め計19組の芸人さん達がネタやコントを披露しましたが、バカリズムさんの「女子力」というコントが良い意味でも悪い意味でも多方面から色んな意見がTwitterなどに寄せられました。
もはや、世間の評判などが一人歩きバカリズムさんのコントの中でもレジェンドと化しているネタですが、その当時の世間の反応などを詳しく紹介していきます。
目次
バカリズムの女子会ネタとは?
まずは、本題に入る前に、ここでバカリズムさんの「女子会」というコントについて、さらっとおさらいしておきましょう。
伝説の女子会ネタ「女子あるある」
女子会ネタの内容について
バカリズムさんの「女子会」ネタとは、バカリズムさん演じる女性が友達とカフェでお茶をしているシチュエーションを展開していきます。
「あーあ。女子力高くなりたいー。ああー。高くなりたいな。
ああ、高くなりたい」
とバカリズムさん演じる女性が口火をきります。
その時の、バカリズムさんの表情たるや、憎たらしいまでに顔を常にゆがませ、わざと鼻につく話し方で、会話相手との会話を進めていきます。
さらに、
「とか言って、こんなすっぴんで出歩いてる時点でダメだよねー。え?すっぴんだよ。
全然そんなことないもん!モテないよー。女子力低いもん」
と話しを続けていきます。
悪意たっぷりの口調。w
更に、男性の話に夢中になっているかと思えば、パンケーキがテーブルに上に置かれると話を中断しインスタグラム用の写メを撮ることに夢中になる。
かと思えば、店内で流れて始めたBGMに合わせて体をリズムカルに揺らしだす。
なんの、脈略もなく終始バカリズムさん演じている女性のペースで物語は進んでいくというコントになっています。
そのコントの中には、バカリズムさん目線の、世の意識高い系の女性に対しての悪意、皮肉ともとれるメッセージがふんだんに用意されています。
女子会ネタの世間の反応について
では、世の女性から一見、反感をかってしまうような「女子会」コントですが、実際の世間の反応はどうだったのか?
当時、Twitterなどに寄せられたコメントを幾つか紹介します。
男性のコメント
- 「面白かったけど、なんか雑www」
- 「苦情くるなwww」
- 「わかるわwww」
- 「シンプルに面白い」
女性のコメント
- 「女を馬鹿にしてる」
- 「悪意しかないコントww」
- 「会社の同僚にいるww」
- 「女子がみんなこうじゃない」
- 「なんか女に恨みでもあるの?」
男性からは、「女子会」というコントに対して肯定的な意見が多くも女性をカバーするようなコメントも多く寄せられていました。
女性からは、やはりコントそのものに対して否定的な意見が多かったように思えます。
「女に恨みでもあるの?」
という意見に対して、あのコントを観てしまった後では私自身もそう感じてしまいました。
以前から「女性は苦手」という公言していたバカリズムさん。
もしかすると、過去に女性関係で何かあったのかもしれませんね。
何もなかったとしても、バカリズムさんの闇の部分が見えてくるネタとなっていました。
私、個人の意見
私の意見としてですが、確かに女性の中には、「女子会」というネタに対して不快感を覚えた方もいらっしゃると思います。
しかし、私の見解ではバカリズムさんは、もしかすると「女子会」に特定の女性に対してメッセージを送っているのではないかと思います。
ネタ中、バカリズムさん演じる女性は、
- なんの脈略もなく話をころころ変えていく。
- わざとらしく「女子力低い」や「すっぴんだよ」を連発し、相手が否定するのを待っている。
- 中身のない話題を続ける。
といった男性、同性の女性をも苛立せるようなアクションを複数起こします。
つまり、バカリズムさんはコントの中で、
「周りから嫌われるよ」
という無言のメッセージを送っていたのでは、ないでしょうか?
これはあくまで私個人の意見であり、その真相は分かりません。
しかし、バカリズムさんと言えば、作家としても活躍しておられます。
作家というは、文字の背景に真相をあえて隠していくものです。
文字、言葉を巧み操るバカリズムさんだからこそ、そのコントの裏には、何か伝えたいことがあると私は思うのです。
まとめ
落ち着いたトーンで繰り広げられるコント「女子会」ですが、その中身はかなり過激な内容となっています。
反感をかうことも覚悟でバカリズムさんはネタを披露したのでしょう。
しかし、反感をかうことなど理解できたはずです、
このコント「女子会」を通して、バカリズムさんは何を伝えたかったのでしょうか?
様々な分野で活躍するバカリズムさんだからこそ、ネタの本質を追いかけてしまうのでしょう。