今回はバカリズムさんの代表ネタの「いろはにほへと(いろは問題)」をご紹介します!
バカリズムさんといえば、自身が主演、原作、脚本を務めている深夜ドラマ「架空OL日記」が絶賛放送中です。
本業のお笑い芸人だけでなく、記憶に新しい活躍として作家やドラマの脚本家としても世間にその名を認知されています。
そんなバカリズムさんのネタといえば、多くのお笑い芸人が好む大声を張り上げたり、大げさな身振りなどはなく、終始落ち着いたトーンでネタが進んでいくのが見どころの一つですよね。
しかし、そのネタの中にはしっかりと笑いの渦へと誘う罠が仕掛けられています。
彼の作ったネタの全てがどこか知性を感じさせる不思議なネタばかり。
その中でも、一際に彼の知性が輝くコントがあります。
それが、バカリズムさんの代表作ともいえるコント「いろはにほへと(いろは問題)」というコントです。
今回は、バカリズムさんの代表作「いろはにほへと(いろは問題)」について紹介していきます。
目次
「いろはにほへと(いろは問題)」のネタについて
バカリズムの傑作ネタ「いろは問題」をまだ見たことがない方は、動画を用意したので是非ご覧ください!
「いろは問題」コント動画
バカリズム 言葉に関する案・いろは問題 投稿者 yumerockets1
上で紹介した動画以外にも、バカリズムさんの「いろは問題」のネタの種類はいくつかあります。
他のパターンのものもピックアップをして解説していきます!
「いろは問題」のネタの内容
では、コント「いろはにほへと(いろは問題)」のネタについて詳しく紹介していきます。
コントの始まりは、バカリズムさんが「いろは歌」について問題を提起した所から始まります。
いろは歌というと50音を一音ずつ使い意味の通る文章になっていることから、五十音を覚えるマニュアルのようなものとしても昔から多くの人に親しまれてきました。
しかし、バカリズムさんはこの歌に対して、
「これ。濁音使ってるよね!」とツッコミをいれます。
濁音を使わない正しい「いろは歌」を作ってきいたので、これで皆さん日本語を覚えて下さいと披露した歌がこのコントの真骨頂です。
バカリズムさんが考えた新たしい「いろは歌」を3つ紹介します!
えみへめや ならの ちへ
さまよう ろけ する ゆゑに くそもろて
おしり ふかぬ
せんむ と ねこ
ほわゐ
ひまなら やすみを あわせ
もうふ ほして
ぬるめの おゆに つかれ
そとは さむけねえ
ゐゑ
よけいな へい
きっちんの あしゆ
ふろに かさたて
やねは ぬめりまみれ
えゑ
せこむ も ひくわ
この3つ「いろは歌」がコントの中で披露されました。
フジテレビ「演芸グランドスラム」など他番組でも、放送されているコントですが放送直後、
「面白すぎる!!」
「IQ高すぎ!」
など、新たな「いとは歌」を高く評価する声がネット上で多く寄せられました。
ネタの爆笑ポイント
文面では、多少なりともこの素晴らしいコントの内容が伝わりにくかった部分があるかと思います。
なので、ネタの爆笑ポイントとしてコント「いろは問題」について絶対におさえておきたいポイントを紹介していきます。
その1 お笑いの新境地!
漫才やコントによくあるのが、ネタの内容のマンネリ化ですよね。
どんなにファンのお笑い芸人でもネタの数が増えれば増えるほど内容は酷似してくるもの。
観客にとってそれは飽きにつながります。
しかし、バカリズムさんのネタの内容に関しては、どれを見ても酷似しているものは一切ありません。
そして、コント「いろは問題」では、誰も手を出して来なかった新境地へと踏み出したのです。
「いろは歌」について、ネタを作ろうという考えがそもそも常人には思い浮かばないでしょう。
なんせ、ネタにするとしたら絶対に面倒くさい品物。
考えてもみて下さい!
あの「いろはにほへと」を一音ずつ使って歌にしていく。
それもただ作っていくだけでなく、面白く観客全体を沸かすようなモノに仕上げなくてはならない。
未熟ではありますが、ライターである私は文字を書き越していくことで生計をたてています。
そんな私でも、面白く作ることはともかく一音ずつ使って歌にすることすらかなわないかもしれません。
バカリズムさんのお笑い的センスと文才にはあっぱれと声を上げることしかできません!
その2 その絵心!
コントの中では、バカリズムさんが提起する新たな「いろは歌」に合わせて挿絵も登場します。
その挿絵は、おそらくバカリズムさんが自身が書いたもの。
「いろは歌」そのものも面白いが、その挿絵も不思議なテイストで書かれていて非常に面白い。
ネオ大喜利番組である「IPPONグランプリ」でもバカリズムさんの画力は光っていましたね。
その3 いろは歌のオチ!
漫才、コントでもオチは重要なものでありますが、この「いろは歌」でもしっかりオチがつけられているのはさすがです!
特に3つめの「いろは歌」のオチが良く出来ています。
せこむ も ひくわ
3つの「いろは歌」の中でもこのオチが一番光っているのではないでしょうか。
私も、思わず大爆笑していまいました。
「いろは歌」という難しい問題を取り上げてもしっかりとしたオチをつけてくる。
センスの塊であるバカリズムさんしか出来ない芸当ではないでしょう。
まとめ
かねてよりそのセンスの高さが評判になっていたバカリズムさん。
コント「いろは問題」を観てからバカリズムさんのファンになったという方も多いのではないでしょうか。
私もその一人であります。